Bluetoothコーデックに気を付けて。イヤホン/スマホ購入時に気にしてほしい大事なポイント

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完全ワイヤレスイヤホンの本気、見れてますか?

世の中は今やワイヤレスイヤホンで溢れかえっています。

AppleのAirPods ProやSONYのWF-1000XM4など超ハイスペックイヤホンからAnkerなどのコスパ抜群なものまで、他者多様なものが販売されています。

SBCとかAAC、apt-Xとか。聞いたことありますか?
いわゆるコーデックっていうやつです。
SBCよりAACが、それよりもapt-Xが音質いい!みたいな。よく聞きますね。

音質がいいならapt-X対応のイヤホン買えばOK!とか、思ってませんか?
実はこれ、ちょっと違うんです。

Bluetoothのコーデックとは?

要するに、再生機器(スマホとか)からワイヤレスイヤホンに
どうやって音を飛ばすか?
を決めたものです。

ここによって、再生する音楽や動画の音質や音の遅延具合が変わってきます。

ちゃんと知りたい人はこの記事が参考になるかと思います。英語ですが。
https://www.soundguys.com/understanding-bluetooth-codecs-15352/

SBC / AAC / apt-X / LDAC の違いは?

よく目にするコーデックはこのあたりでしょうか。
すごくざっくりと説明すると、

SBC<AAC<<apt-X<<<<<<LDAC

という感じで音が良くなっていきます。

なぜLDACに近づくほど音質が良くなるのか?
一度にやり取りできるデータの量が大きいからです。

YouTubeやNetflixなどの動画サービスでは
回線速度が遅いとカクカクしてしまい、高画質で再生できません。
LDAC=光回線で高画質な動画を見ている状態
SBC=格安SIMの回線でお昼に低画質(144~360p)で動画を見ている状態
こんな感覚と思ってもらえたら十分です。

iPhoneを使っている場合

正直ここは気にする必要はありません。
なぜなら、SBCとAACにしか対応していないからです。

iPhone自体がapt-XやLDACなどのコーデックに対応していない為、イヤホンのコーデックが対応していてもSBCかAACでしか再生できないのです。
そして、現在販売されているほぼ全てのワイヤレスイヤホンはSBC、AACに対応しているので何も気にする必要がない、という事になります。

Androidスマホを使っている場合

こっちがややこしい。
というのも、Androidは使っている端末ごとに対応しているコーデックが異なるからです。
この端末ではapt-X adapiveに対応していたのに、格安スマホにしたら SBCとapt-X HDしか対応してなかった、、、
なんてこともたまにあります。

たまにあるのが、AACに対応していないAndroidスマホ。
SBC、apt-Xには対応しているけどAACだけ使えないことがあります。

これと対を成すように存在する罠がこれ。
ミドルレンジ帯のワイヤレスイヤホンにありがちな、対応コーデックがSBCとAACの場合。
iPhoneがAACまでしか使えないから、apt-X非対応にして価格を下げているパターンです。
iPhoneであればAAC接続できるので問題ないのですが、

Andoroid端末:SBC、AAC×、apt-X
ワイヤレスイヤホン: SBC、AAC、apt-X×
となり、唯一どちらも対応しているSBCでしか再生ができないという
非常にもったいない状況になってしまいます。

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買う前に双方の対応コーデックを見ようね、という話。

上で例にあげた通り、
スマホ買う時もワイヤレスイヤホン買う時も、Bluetoothのコーデックはちゃんと見るようにしましょう。

購入してから「LDAC対応って聞いてたのにLDACで接続できない!」とか
「apt-X adaptive対応って言われたから買ったのに、、、」みたいなことにはなって欲しくないので。

結局のところ、どのコーデックがあればいいの?

再生する機器と自分の求める音質、我慢できる遅延範囲によって変わります。
……となってしまうのが本音ですが、それでは面白くないので簡潔にお伝えします。

AAC、apt-Xの2つに対応していればOKです。
SBCについてはBluetooth接続して音を再生できる時点で対応しているので無視

iPhoneユーザーの人は使える最高のコーデック=AACなので、それに対応していればOKです。
ほぼ全て対応していると思うので考慮すらいらないかも。

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Androidユーザーの人。端末側の最高コーデックは追い始めるとキリが無いので、一旦iPhone以上の質で再生できれば良し、と考えましょう。

スマホ自体でapt-Xを扱うのにお金はかからないので、ほぼ全ての端末でapt-X、apt-X HDは対応しています。
ただ低価格帯のワイヤレスイヤホンではapt-X非対応のものも多い為、一度確認する必要があります。

apt-X対応させるにはライセンス料を支払う必要があるため、低価格帯のイヤホンにはあまり搭載されていないことが多いです。

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